2026/01/05 14:26

グアテマラ アンティグア ジャスミン

— 花の香りと、やさしい甘さの理由 —

グアテマラの中でも、100年以上長く「名産地」として語られてきたアンティグア。
今回PortCoffeeでご紹介する アンティグア・ジャスミン は、その名にふさわしい、花のような香りと透明感のある甘さを持ったコーヒーです。

派手すぎず、けれど確かな個性がある。
毎日飲めるのに、ふとした瞬間に「いいコーヒーだな」と感じさせてくれる一杯です。


グアテマラ アンティグアという土地

グアテマラ アンティグア は、
火山に囲まれた盆地状の地形と、安定した気候に恵まれたコーヒー産地です。

  • 標高:1500〜1850m

  • 昼夜の寒暖差が大きい

  • 火山性土壌によるミネラル分の豊かさ

これらの条件がそろうことで、
明るい酸味、クリーンな甘さ、すっきりとした後味の3つが
アンティグア特有の味わいとして生まれます。

「バランスが良い」という言葉で片付けられがちですが、
実際には “余計なものが出にくい” 土地 と言った方が近いかもしれません。


ジャスミンという名前について

このロット名にある「ジャスミン」は、
香料や添加ではなく、カップから感じられる自然なフローラルさに由来しています。

年間1万~1万5千袋に相当する完熟チェリーを精製するPastores Mill にて2017年より“ジャスミン” が始動。
熟練のカッパーが全てのロットをカップし、このアンティグアらしい風味特性を持ったロットのみを厳正します。それが “ジャスミン” です。



焙煎後、粉に挽いた瞬間や、湯を注いだ直後に立ち上がる香りは、
ジャスミンの白い花やハーブを思わせる、軽やかで澄んだ印象の香りです。

これはアンティグアの環境と、
次に紹介する品種構成が組み合わさって生まれる香りです。


ブルボン/アラビゴ/カツアイという品種構成

このアンティグア・ジャスミンは、
単一品種ではなく、複数の伝統品種を組み合わせたロットです。

ブルボン

  • 丸みのある甘さ

  • 口当たりのやさしさ

  • 蜂蜜やキャラメルのニュアンス

コーヒーの「土台となる甘さ」を支える存在です。

アラビゴ

  • 香りの華やかさ

  • 透明感

  • フローラルな印象

ジャスミンを思わせる香りの中心は、この品種由来。

カツアイ

  • 味の骨格

  • 焙煎耐性の高さ

  • 安定したボディ感

全体をまとめ、日常的に飲みやすいバランスを作ります。

この3つが合わさることで、
香り・甘さ・安定感がきれいに噛み合った味わいになります。


焙煎について(PortCoffeeの考え方)

この豆は 中煎りで仕上げています。

高標高で密度の高い豆質のため、
序盤は穏やかに、
中盤でしっかりとメイラードを取り、
1ハゼ以降は慌てずに、甘さと香りが自然に伸びるポイントまで、この豆が最も美しく表情を見せるゾーンを選びました。

結果として、
花の香り、蜂蜜の甘さ、りんごのような酸味、長い余韻
バランスよくまとまっています。


味わいの印象

  • ジャスミンの白い花を思わせる香り

  • はちみつのようなやさしい甘さ

  • りんごのような明るく穏やかな酸味

  • クリーンで長く続く後味

ブラックで飲むことで、このコーヒーの良さが最も伝わります。


日常の中で、少しだけ特別な一杯に

アンティグア・ジャスミンは、
特別な日のためのコーヒーというより、
「今日はこれを飲みたい」と自然に手が伸びる一杯です。

毎日の中に、少しだけ香りと余韻のある時間を。
PortCoffeeが、自信をもっておすすめするアンティグアです。